空
1年生形声

「空」の成り立ち — 穴が突き抜けて広がる様子から

この記事でわかること

「空」はどんな成り立ちの漢字ですか?
形声文字です。意味を表す部分と音を表す部分の組み合わせにあたります。
「空」は何年生で習いますか?
小学1年生で習います。
「空」の画数と読み方は?
8画です。音読みはクウ、訓読みはあ(く)・あ(ける)・から・す(く)・そら・むな(しい)。
学年小学1年生(1年生の漢字一覧)
画数8画
音読みクウ
訓読みあ(く)・あ(ける)・から・す(く)・そら・むな(しい)
成り立ち形声 — 意味を表す部分と音を表す部分の組み合わせ

穴が突き抜けて「からっぽ」を表した漢字

あなクから
「穴」と「工」が合わさって「空」になりました。

「空」という字は、空間やくぼみを表す「穴」と、突き通す道具の形から生まれたとされる「工」が組み合わさってできた形声文字です。

穴が奥まで突き抜けて中身がない状態から、「からっぽ」や「すきま」という意味が生まれました。そこから見上げた頭上に広がる、何もない広大な空間を指す言葉として「そら」を表すようになったといわれています。

「空き地」「手が空く」など、今でも何もない状態を表す使い方にその成り立ちが残っています。

書き順のポイント

全8画
アプリ「まいにち漢字」と同じ書き順データを使っています。

「空」は全部で8画の漢字です。特に上の「穴かんむり」の書き順で迷うお子さんが少なくありません。

まず1画目の短い縦画を中央に打ち、2画目は左側に短い点を打ちます。3画目は横から折れて内側に向け、4画目の左払い、5画目の右の点を書きます。穴かんむりを平たく横長におさめることが、文字全体のバランスを整えるコツです。

下の「工」は6画目から8画目です。かんむりの下にすっぽりと収まるように書き、最後の横画をしっかり長く引くと安定した形に仕上がります。

「穴かんむり」の仲間と形の似ている漢字

「空」の部首である「穴かんむり」は、地面に掘った住居や洞穴の形から生まれた部首です。

小学校で習う漢字では、「窓」や「究」などにも穴かんむりが使われています。いずれも空間や穴、奥深く入り込むことに関係する意味を持っています。

また、下の部分にある「工」は、音を表す役割とともに左右の枠組みをまっすぐ支える形として、さまざまな漢字のパーツになっています。

おうちの方へ

「空」は小学1年生で習う漢字ですが、日常会話での使い道がとても幅広い字です。

「青空」「夜空」といった自然の空だけでなく、「空き箱」「空席」のように「からっぽ」を意味する言葉がたくさんあります。身の回りにある「空」のつく言葉を見つけながら、意味の広がりを親子で楽しむことをおすすめします。

書き順で迷っているときは、まず「うかんむり」との違いに注目し、4画目と5画目の払いや点があることを一緒に確認してあげてください。

「空」の成り立ちと広がり
・穴(空間・くぼみ) + 工(突き通す道具)
・突き抜けて何もない状態(からっぽ・あく)
・見上げる広大な空間(そら)へ