金
1年生形声

「金」の成り立ち — 土の中に眠る金属の輝きから

この記事でわかること

「金」はどんな成り立ちの漢字ですか?
形声文字です。意味を表す部分と音を表す部分の組み合わせにあたります。
「金」は何年生で習いますか?
小学1年生で習います。
「金」の画数と読み方は?
8画です。音読みはキン・コン、訓読みはかな・かね。
学年小学1年生(1年生の漢字一覧)
画数8画
音読みキン・コン
訓読みかな・かね
成り立ち形声 — 意味を表す部分と音を表す部分の組み合わせ

大地の中に光る金属の粒

いまつちかな
「今」と「土」が合わさって「金」になりました。

「金」という漢字は、土の中に埋まっている金属の塊や、砂金の粒の様子から生まれたといわれています。成り立ちには諸説ありますが、いずれも土と金属の結びつきを表している点は共通しています。

音を表す「今」という字に、鉱物を含んだ「土」が組み合わさってできたとする説が有力です。昔の人々にとって、土の中から見つかる金属は、土の中で輝く貴重な宝物そのものでした。

金色の輝きだけでなく、広く「金属」全般を指す言葉としても使われるようになり、やがて価値ある交換の道具である「お金」の意味も持つようになりました。

書き順のポイント

全8画
アプリ「まいにち漢字」と同じ書き順データを使っています。

「金」は全部で8画の漢字です。1年生で習う漢字の中では画数が多く、特に後半の組み立てで迷うお子さんが少なくありません。

まず屋根のような「人」を大きく払ったら、横線を2本引き、真ん中の縦棒を下ろします。ここで最も間違えやすいのが、左右の点と一番下の横線の順番です。縦棒を引いたあとに左右の点を打ってから底の横線を引くのが正しい書き順です。

左右の粒を置いてからしっかり土台で閉じる、というリズムを意識すると整いやすくなります。

金属を表す部首「かねへん」の仲間

「金」という字は、漢字の左側に置かれると、縦長の「かねへん」という部首になります。小学校の学年が上がると、銀、銅、鉄、針、鏡など、金属に関係する漢字がたくさん登場します。

これらの漢字には、すべて左側に「金」が縮んだ形が含まれています。現代でもスチール缶やアルミホイル、硬貨など、私たちの身の回りにはさまざまな金属があふれています。

「かねへん」の漢字に出会ったときに、金属でできた道具や材料の漢字だと連想できるようになると、新しい字を覚える負担がぐっと軽くなります。

おうちの方へ

8画ある「金」をバランスよく書くコツは、1画目と2画目の払いをゆったり広げることです。上の屋根が狭いと、下にある線や点が窮屈になってしまいます。

また、書き順でつまずいているときは、「左右にてん、てん、最後に長い下線」と口ずさみながら書く練習が効果的です。

生活の中では「金曜日」の文字を見かけたり、お買い物のときにお金を意識したりする機会がたくさんあります。身の回りの金属を探しながら、身近な暮らしと結びつけて親しむ声かけをしてみてください。