1年生指事

「一」の成り立ち — 1本の横棒で「ひとつ」を表した形から

この記事でわかること

「一」はどんな成り立ちの漢字ですか?
指事文字です。位置や数を印で示した字にあたります。
「一」は何年生で習いますか?
小学1年生で習います。
「一」の画数と読み方は?
1画です。音読みはイチ・イツ、訓読みはひと・ひと(つ)。
画数1画
音読みイチ・イツ
訓読みひと・ひと(つ)
成り立ち指事 — 位置や数を印で示した字

1本の横棒で「ひとつ」を表した漢字

「一」は、物を数えるときの棒(算木と呼ばれる計算用の棒)を1本横に置いた形からできたといわれています。

目に見える物の形をそのまま描いた「象形文字」とは違い、**「ひとつ」という目に見えない数や概念を1本の線で表した「指事文字」**に分類されます。古くから最も基本的な数を表す印として使われてきました。

書き順のポイント

全1画
アプリ「まいにち漢字」と同じ書き順データを使っています。

「一」は1画だけのシンプルな漢字です。シンプルだからこそ、線の方向や力の入れ方など、漢字を書くときの基礎が詰まっています。

書くときは、左から右へ向かってまっすぐ線を引きます。やや右上がりに引いてから、最後はピタッと筆や鉛筆を止めます。1画だけだからと流れるように急いで書いてしまい、右側が跳ねたり丸まったりしやすいため、最後を丁寧に止めることを意識してみてください。

「二」「三」へとつながる数字の基本

「一」の形は、そのまま「二」「三」という漢字の土台になっています。

棒を2本並べて「二」、3本並べて「三」と、線を重ねることで数を増やしていきました。漢字の学習を始めるときに、まずは横画の引き方をしっかり身につけておくと、この先に出てくる多くの漢字が書きやすくなります。

おうちの方へ:基本の「トメ」をゆったり見守る

子どもが最初に学ぶ漢字のひとつですが、1本の線をきれいに書くのは意外と難しいものです。

曲がってしまったり、長さが足りなかったりしても、細かく直そうとせず「左から右に上手に引けたね」と声をかけてあげてください。マス目の中央に、ゆったりと落ち着いて線を引く感覚をつかむことが大切です。