「音」の成り立ち — 口から出る声にしるしをつけた形から
この記事でわかること
- 「音」はどんな成り立ちの漢字ですか?
- 指事文字です。位置や数を印で示した字にあたります。
- 「音」は何年生で習いますか?
- 小学1年生で習います。
- 「音」の画数と読み方は?
- 9画です。音読みはノン・イン・オン、訓読みはおと・ね。
| 学年 | 小学1年生(1年生の漢字一覧) |
|---|---|
| 画数 | 9画 |
| 音読み | ノン・イン・オン |
| 訓読み | おと・ね |
| 成り立ち | 指事 — 位置や数を印で示した字 |
口から出る声にしるしを加えた形
「音」という漢字は、口から発せられる声や音の響きを表した文字とされています。
古代の文字では、誓いの言葉を入れる器や口を表す形の中に、音の発生を示す一本の線が加えられていました。目に見えない「おと」という現象を、印をつけて表した指事文字といわれています。
のちに上の部分が「立」に、下の部分が「日」に変化して現在の形になりました。
書き順のポイント
「音」は全部で9画の漢字です。上の「立」と下の「日」のバランスを整えることが大切になります。
1画目の短い縦画から始まり、2画目の横画、3・4画目の斜めの点へと進みます。5画目の横画を長く引いたあと、下の「日」を書いていきます。「日」は左の縦画をまっすぐ下ろし、上・中・下の三本の横画が等間隔になるように書くと整います。
上下のパーツが離れすぎないように、上下の横幅をそろえて書くときれいにまとまります。
「言」や「暗」とのつながり
「音」とよく似た成り立ちを持つ漢字に「言」があります。「言」も同じように、言葉を発する口元に関わる形から生まれました。
また、「音」は別の漢字の中に入って、読み方を示す役目をすることがあります。例えば「暗(あん)」は、意味を表す「日」と、読みを示す「音」を組み合わせた形声文字です。「日」が光に関わることを示し、「音」が「アン」という読みを伝えています。
「音」そのものを含む漢字には「響(ひびく)」があり、音が広がっていく様子に関わる字です。また「音楽」「音読」のように、耳でとらえるものを表す言葉の中でよく使われます。
おうちで声に出して楽しむ言葉集め
小学1年生にとって、「音」はいろいろな読み方がある漢字の一つです。「おと」という訓読みだけでなく、「おんがく(音楽)」や「あしおと(足音)」など、生活の中で触れる機会が多くあります。
身の回りにある音に耳を澄ませながら、「どんな音が聞こえるかな」とお子さんと話してみるのもおすすめです。
文字の形を覚えるだけでなく、生活の中の音と結びつけて親しむことで、言葉への興味が自然と深まります。