円
1年生形声

「円」の成り立ち — まるい形とお金を表す漢字

この記事でわかること

「円」はどんな成り立ちの漢字ですか?
形声文字です。意味を表す部分と音を表す部分の組み合わせにあたります。
「円」は何年生で習いますか?
小学1年生で習います。
「円」の画数と読み方は?
4画です。音読みはエン、訓読みはありません。
学年小学1年生(1年生の漢字一覧)
画数4画
音読みエン
訓読み—
成り立ち形声 — 意味を表す部分と音を表す部分の組み合わせ

まるい形をかたどった漢字から生まれた

「円」という漢字は、もともと「圓」という字の形を簡単に書き換えた略字です。「圓」は、囲いを表す「囗(くにがまえ)」と、丸い器の形に由来する「員」を組み合わせた形声文字で、「まるくて角がない形」を表す漢字として使われていました。

日本では、明治時代にお金の単位として「円」が定められました。硬貨が丸い形をしていたことから、この漢字が使われるようになったといわれています。

現代では、図形の「円(えん)」やお金の「円(えん)」のほか、ものごとが穏やかにおさまる「円満(えんまん)」などの言葉でも親しまれています。

書き順のポイント

全4画
アプリ「まいにち漢字」と同じ書き順データを使っています。

「円」の画数は4画です。四角い枠の形をしていますが、筆順には決まったルールがあります。

1画目は、左側の縦線を上から下へまっすぐ引きます。2画目は、上の横線から右側の角を曲がり、下までおろして最後をしっかりとハネることが大切です。3画目は内側の横線を左から右へ引き、最後に4画目で下の横線を引いて枠を閉じます。

枠の中を先に書いてから最後に下を閉じる順番は、「日」や「目」といった漢字とも共通しています。順番を声に出しながらなぞると、無理なく身につきます。

似た形を持つ漢字との違い

「円」と形のバランスがよく似ている漢字に「丹」や「井」などがあります。また、小学1年生で学習する「月」や「日」とも、四角い骨組みの書き方が似ています。

「円」を書くときは、外側の四角を少し縦長に整えると、全体がすっきりとした印象に仕上がります。中の縦線が左右の真ん中に通るように配置することも、きれいに見せるコツです。

旧字体の「圓」に含まれていた「員」という字も、小学校の上級生で学習します。同じ「丸い」という共通のルーツを持つ漢字として、学年が進んだときに関連づけて思い出すことができます。

おうちの方へ

「円」はお金売り場や買い物ごっこなど、日常生活の中で最も触れる機会が多い漢字のひとつです。

硬貨やレシートを見ながら「ここに円が書いてあるね」と声をかけると、漢字が生活に役立っている実感を持ちやすくなります。身の回りの数字とお金を結びつける声かけが、自然な漢字への興味につながります。

書き順で迷ったときは、まず外枠の「左・上から右下」を書き、中を入れてから最後に閉じるという基本のリズムを、一緒に指でなぞって確認してみてください。