右
1年生会意

「右」の成り立ち — 右手で祈りや言葉を添える形から

この記事でわかること

「右」はどんな成り立ちの漢字ですか?
会意文字です。意味を持つ字を組み合わせた字にあたります。
「右」は何年生で習いますか?
小学1年生で習います。
「右」の画数と読み方は?
5画です。音読みはウ・ユウ、訓読みはみぎ。
学年小学1年生(1年生の漢字一覧)
画数5画
音読みウ・ユウ
訓読みみぎ
成り立ち会意 — 意味を持つ字を組み合わせた字

右手と言葉を組み合わせた形から

てくちみぎ
「手」と「口」が合わさって「右」になりました。

「右」は、右手を表す形の下に「口」を組み合わせた漢字です。

古代の文字では、右手の手首から指先までの形を描き、その下に神様への祈りの言葉を入れる器、あるいは人の口を添えていました。右手で神仏に祈りを捧げて助けを求めることや、言葉で人を助けることを表していたとされています。そこから「たすける」という意味が生まれ、のちに方向の「みぎ」を表す漢字として使われるようになりました。

書き順のポイント

全5画
アプリ「まいにち漢字」と同じ書き順データを使っています。

「右」は5画の漢字です。

もっともつまずきやすいのは、1画目と2画目の順番です。「右」は1画目に払い(ノ)を書き、2画目に横の線(一)を書くのが正しい書き順です。

よく似た漢字の「左」は横の線から書き始めるため、子どもが混同しやすい文字の一つです。最初に書く線が異なる点に注意して練習しましょう。

「左」との役割や形の違い

「右」と対になる「左」も、古代の手の形から生まれた漢字です。

「右」が右手と言葉(口)の組み合わせであるのに対し、「左」は左手と工作に使う道具(工)を組み合わせた形とされています。古代の人々は、左右の手それぞれに異なる役割を持たせて文字を作りました。どちらも人の生活や祈りに関わる道具を手にした姿がもとになっています。

ご家庭で練習するときのヒント

「右」と「左」の書き順の違いに戸惑う子どもは少なくありません。

覚え方の工夫として、「右」は口の横を払ってからフタをするように書く、「左」は工を乗せる台を横に引いてから書く、といった形の特徴と結びつけて声をかけるのも一つの方法です。一度に両方を直そうとせず、まずは「右」の書き順を指で空中に大きく書いて確かめてみることをおすすめします。