「王」の成り立ち — 大きなまさかりの形から
この記事でわかること
- 「王」はどんな成り立ちの漢字ですか?
- 象形文字です。ものの形をそのまま描いた字にあたります。
- 「王」は何年生で習いますか?
- 小学1年生で習います。
- 「王」の画数と読み方は?
- 4画です。音読みはノウ・オウ、訓読みはありません。
| 学年 | 小学1年生(1年生の漢字一覧) |
|---|---|
| 画数 | 4画 |
| 音読み | ノウ・オウ |
| 訓読み | — |
| 成り立ち | 象形 — ものの形をそのまま描いた字 |
大きなまさかりの形から生まれた漢字
古代の中国において、「王」という文字は権力の象徴である大きなまさかりの形をかたどって作られたとされています。刃を下にして置いた姿を描いた象形文字です。
軍事的な指揮権や支配権を持つ者を象徴する道具であったことから、やがて国を治める最高位の人を指すようになりました。なお、天地人を貫く一本の道を表したという説など、成り立ちには諸説あります。
書き順のポイント
「王」は全部で4画の漢字です。横画が3本あるため、どの順番で縦画を書くのか迷いやすい字でもあります。
正しい書き順は、上・縦・中・下の順番で進めます。1画目に一番上の横画を引き、2画目で中央の縦画を下ろします。その後に3画目の中央の横画、最後に4画目の最も長い横画で閉じます。
横画をすべて書いてから縦画で貫く書き間違いが見られるため、縦画を2画目に書くリズムを声に出しながら練習すると身につきやすくなります。
「玉」やへんとしての「王」との関係
「王」によく似た字に「玉」があります。古代の文字ではどちらも同じような形で書かれていましたが、区別するために「玉」には点が打たれるようになりました。
漢字のへんとして使われる「王(たまへん・おうへん)」は、実は「王様」ではなく宝石や玉を表す漢字に多く含まれています。「理」や「球」などの部首がそれにあたります。
へんになるときは、4画目の横画が右上がりの「はね」のような形に変化します。似た形の中に隠れた意味の違いを知ると、漢字への興味が深まります。
家庭での見守りのヒント
形が単純な漢字ほど、バランスよく整えて書くのが難しく感じられることがあります。まずは3本の横画の長さのメリハリを意識して見てあげてください。
一番上の横画はやや短めに、中央の横画はさらに短く、一番下の横画を最も長くどっしりと引くと、全体の形が安定します。
縦画が左右の真ん中を通っているかも大切なポイントです。マス目の十字リーダーを使いながら、縦画を中心に据えて書く感覚を一緒に確かめてみてください。
王の書き順とバランス
├─ 1画目: 上の横画(やや短め)
├─ 2画目: 中央の縦画(真ん中を通す)
├─ 3画目: 中央の横画(最も短く)
└─ 4画目: 下の横画(最も長くどっしりと)