「九」の成り立ち — 曲げた腕の形から生まれた漢字
この記事でわかること
- 「九」はどんな成り立ちの漢字ですか?
- 象形文字です。ものの形をそのまま描いた字にあたります。
- 「九」は何年生で習いますか?
- 小学1年生で習います。
- 「九」の画数と読み方は?
- 2画です。音読みはキュウ・ク、訓読みはここの・ここの(つ)。
| 学年 | 小学1年生(1年生の漢字一覧) |
|---|---|
| 画数 | 2画 |
| 音読み | キュウ・ク |
| 訓読み | ここの・ここの(つ) |
| 成り立ち | 象形 — ものの形をそのまま描いた字 |
まがりくねった腕の形から生まれた漢字
古代の文字を見ると、「九」は人の腕をぐっと曲げた形を描いたものとされています。肘から手首にかけて曲げた様子を象ったという説のほか、竜が身をくねらせている姿に由来するという説など、成り立ちには諸説あります。
本来は曲がった腕の形を表していましたが、やがて数字の「ここのつ」を表す字として使われるようになりました。数が極まる、行き止まりに届くという意味合いから、一桁の数字で最も大きい「九」に腕をぐっと曲げた様子を表した文字が当てられたと考えられています。
書き順のポイント
「九」は画数が2画と少ない漢字ですが、書き順を間違えやすい字の一つです。一画目は左側へ払う線で、二画目は横に進んでから折れ曲がり、最後を上に跳ねます。
書き始めるときは、一画目の左はらいから書き始めることが大切なポイントです。二画目は途中でペンを離さず、横から下への曲がり、そして最後の跳ねまでを一筆で一気に書きます。曲がる部分では少し丸みを持たせ、マス目のバランスを見ながら書くと形が整います。
「力」や「丸」との形の違いに注目する
「九」は、同じ1年生で習う「力(ちから)」や、2年生で習う「丸(まる)」と形がよく似ています。形だけでなく、書き順もそれぞれ異なるため混同してしまうことが珍しくありません。
たとえば「力」は横折れから書き始めますが、「九」は左はらいから書き始めます。似た漢字に出会ったときは、最初の画がどちらかを確かめるよう促してあげると、書き間違いを防ぐ手助けになります。
おうちの方へ
数字を表す漢字は、算数の学習とも深く結びついています。日常会話の中で九つのものを見つけたり、時計やカレンダーの数字と照らし合わせたりすることで、文字への親しみが湧きやすくなります。
最初から完璧な形を目指すのではなく、書き順に気をつけて書けたことを褒めてあげてください。暮らしの中で身近な数を数える経験を重ねることが、漢字を自然に覚えるきっかけにつながります。