学
1年生会意

「学」の成り立ち — 建物の中で子どもがまなぶ姿から

この記事でわかること

「学」はどんな成り立ちの漢字ですか?
会意文字です。意味を持つ字を組み合わせた字にあたります。
「学」は何年生で習いますか?
小学1年生で習います。
「学」の画数と読み方は?
8画です。音読みはガク、訓読みはまな(ぶ)。
学年小学1年生(1年生の漢字一覧)
画数8画
音読みガク
訓読みまな(ぶ)
成り立ち会意 — 意味を持つ字を組み合わせた字

両手で道具を持ち、建物の中で教えを受ける姿

「学」は、もともと「學」という形で書かれていました。上の部分は両手で交差した木(数をかぞえる道具など)を持ち、屋根のある建物の中にいる様子を表しています。

その下にある「子」は、教えを受ける子どもの姿です。建物の中で大人の真似をしながら学ぶ子どもの姿から、「まなぶ」という意味の漢字が生まれました。

現在の「学」という形は、上部の複雑な線を整理して書きやすくしたものです。形はシンプルになりましたが、子どもが何かを身につけようとするあたたかい情景が込められています。

書き順のポイント

全8画
アプリ「まいにち漢字」と同じ書き順データを使っています。

「学」は全部で8画の漢字です。上部にある3つの点(つかんむり)の向きと順番で迷う子どもが少なくありません。

1画目は左端の点を右下へ向けて打ち、2画目は中央の点を同じように右下へ打ちます。3画目は右端から左下へ向けて払います。左・中央・右の順に書くと覚えると迷いません。3画目だけ払う向きが逆になるので、そこを意識すると全体のバランスが安定します。

4画目と5画目で「冖(わかんむり)」を幅広く構え、その下に6〜8画目の「子」を包み込むように書くのが整えるコツです。

「子」を部首に持つ漢字とのつながり

「学」の部首は、下に位置する「子(こ)」です。「子」は両手を広げた赤ん坊の姿を描いた漢字で、子どもや人を表す文字に多く使われます。

たとえば、文字そのものを表す「字」や、子の子を表す「孫」も、同じ「子」を部首に持つ漢字です。「子」が入っている漢字は、子どもや人とのつながりを表すものが多いと知っておくと、漢字の仲間分けがしやすくなります。

漢字の共通点を見つける視点を持つと、新しく習う字にも親しみを感じやすくなります。

「真似ること」から始まる家庭での学び

「学ぶ」の語源は「真似(まね)ぶ」にあると言われています。子どもは大人の書く姿や言葉づかいを観察し、真似をしながら言葉を覚えていきます。

最初から正確な字を書かせようと細かく指摘するよりも、まずは大人が楽しそうに文字を書く姿を見せることが大切です。大人の手本を一緒に真似して書く時間を作ると、書くことへの意欲が育ちます。

小さな上達を見つけて認める声かけが、毎日の学習習慣の土台になります。